お米は稲刈りをし、精米をして、炊飯してから初めて美味しさがわかります。食べてみないとわからないお米を少しでも美味しくするために当ショップでは「氷温熟成」という手法を選びました。美味しいご飯の炊き方などありますが、お米自身の潜在能力高めてみたいと思います。
氷温熟成とは
日本の雪国には古くから「雪室」「寒仕込み」「寒ざらし」といった、雪や冬の気候を上手に利用した食品加工の知恵が伝えられてきました。
お米の氷温熟成はそうした古からの知恵を現代の技術を使い、より高い精度をもって行うものになります。
お米を含め、あらゆる物質にはそれぞれ固有の『氷結点』があります。
例えば水の氷結点は0℃となりますが、お米の氷結点は約-2℃とそれぞれ異なります。
そして、0℃からそれぞれの氷結点までの凍りそうで凍らない温度帯のことを『氷温域』と呼びます。
凍りそうで凍らない氷温域のメリット
お米を氷温域に保存する事のメリットは大きく2つ
【01.保存効果】
氷温域での保存は、いわば”冷蔵以上冷凍以下”の状態です。
単なる冷蔵とくらべ3〜5倍長い期間で鮮度の低下を抑える事が可能です。
【02.熟成効果】
氷温域に置かれたお米の中では「細胞を凍らせまい」として、蓄えた「でんぷん」や「たんぱく質」を分解し始め、水溶性の糖やアミノ酸に変化させていきます。
そうしてお米の中の旨味成分が増える事により美味しくなるのです。
加えて、添加物不使用であることも大きなポイントです。
現在氷温熟成中のお米
当ショップでは令和4年産のお米から氷温熟成を開始しました。
- 阿賀野市産特別栽培コシヒカリ
- 魚沼産コシヒカリ棚田米
- 新潟産特別栽培ミルキークイーン
- 新潟産特別栽培新之助
- 新潟産特別栽培みずほの輝き
- プレミアムコシヒカリ
上記の商品を氷温庫で熟成しています。プレミアムコシヒカリは以前から氷温熟成をしていましたが、他のお米も旨味アップの為、寒い中頑張って頂いています。
令和元年産の氷温熟成米も発見!
いつも氷温庫にお米を入庫する際にずーっと気になっていたお米がありました。おそらく皆が存在を忘れていた岩船産コシヒカリです。年産は元年でした。3年間も熟成していますのでどうでしょうか?美味しいのでしょうか?食べられるのでしょうか?ワクワクがとまりません。
NET限定で販売します。
ほどよく熟成しましたら販売を開始いたします。今年のお米は収量が少なかった代わりに米質は良いと聞きます。氷温熟成したお米、乞うご期待です。