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お米と言えば「新米」
新米とは収穫してから12月いっぱいまでのお米を新米と呼びます。とくに収穫したてのお米はこの時期にしか味わえない「香り」と「食感」が楽しめます。
新米は美味しい?
とにかく香りが違います。まさに「米」を感じられる香りです。鼻の奥へ「ふわー」と広がり、とにかく目の前の米粒を食べてみたいと食欲をわかせる香りです。食感も水分量が新米は多い為、水加減の調整をしなければなりませんが、なんか「みずみずしさ」を感じられます。
美味しいと限らない新米
実際、「やっぱり新米は美味しい」という方もいますが、出始めのお米は「売り手側の都合に合わせた収穫時期」という場合もあります。新米フェアをいち早く行うための売り手の都合のお米もあることもあります。気候も毎年変化しますので収穫適期も毎年変化しますので毎年同じ時期にというのも難しいと考えられます。
新米よりも古米が美味しい
あくまでも条件が整った場合の話ですが古米の方が美味しいこともあります。弊社のお米は年間を通じて15℃以下の温度を保った倉庫に保存しております。酸化を緩やかにし長い期間の保管でもお米の品質低下を抑えています。店頭に並んでいるお米はどんな環境で保管されているかわかりませんが、おそらく保管状況のよいお米の方が美味しいでしょう。さらに弊社のプレミアム米というものは-2℃の特殊な倉庫で保管しており旨味を引き出しています。現に1年間-2℃の倉庫に入れていたお米を食べましたがとんでもなく美味しかった記憶があります。
【極限まで米の美味しさを引き出す 米杜氏の氷温熟成米】
自社開発した有機成分肥料『米杜氏』を使用し、農薬を極力使用しない独自農法『米杜氏農法』で育てたお米。
私たちはそのお米を『米杜氏』と命名し、生産者様と共に広めてまいりました。
「農薬を極力使わず健康な土づくりにこだわり育てたお米の美味しさを、極限まで引き出すためにはどうしたら良いか」
様々な試行錯誤を重ね、たどり着いた一つの答えが『氷温熟成米』です。
お米の氷温熟成とは
日本の雪国には古くから「雪室」「寒仕込み」「寒ざらし」といった、雪や冬の気候を上手に利用した食品加工の知恵が伝えられてきました。
お米の氷温熟成はそうした古からの知恵を現代の技術を使い、より高い精度をもって行うものになります。
お米を含め、あらゆる物質にはそれぞれ固有の『氷結点』があります。
例えば水の氷結点は0℃となりますが、お米の氷結点は約-2℃とそれぞれ異なります。
そして、0℃からそれぞれの氷結点までの凍りそうで凍らない温度帯のことを『氷温域』と呼びます。
■凍りそうで凍らない氷温域のメリット
お米を氷温域に保存する事のメリットは大きく2つ
【01.保存効果】
氷温域での保存は、いわば”冷蔵以上冷凍以下”の状態です。
単なる冷蔵とくらべ3〜5倍長い期間で鮮度の低下を抑える事が可能です。
【02.熟成効果】
氷温域に置かれたお米の中では「細胞を凍らせまい」として、蓄えた「でんぷん」や「たんぱく質」を分解し始め、水溶性の糖やアミノ酸に変化させていきます。
そうしてお米の中の旨味成分が増える事により美味しくなるのです。
加えて、添加物不使用であることも大きなポイントです。