弊社ではより良いお米を作る為、定期的な生産者との勉強会、稲の生育を把握するため圃場調査、適切な栽培を指導など令和4年産のお米も生産者様と共に米作りをしています。
目次
令和4年産新潟の新米ができるまで~種蒔き編~
種籾をネット袋に分けて、種子消毒や芽出しの準備を行います。 コシヒカリや新之助、こしいぶきなど、新潟を代表する品種の種籾が並んでおります。
種籾を浸種する
眠っている種もみをおこす作業です。水に浸けてゆっくりと目覚めさせます。
種籾も呼吸をしていますので酸素不足にならない様に3日に1回水を取り替えます。積算温度に達したら次の作業になります
芽出しをする
今度は温度を上げて芽を浸種で十分に水分を吸収したものから、次の準備として30度程の温水に24時間程度浸けていきます。 すると、胚芽の部分が盛り上がり始め、白い根が出始めます。 全体の状態をなるべく均一にするのが経験の成せる技です。 十数分の違いでも根が伸びてしまいます。
ハトの胸の様になったら芽出し完了です。今度は播種まで芽が伸びすぎないよう冷水に浸し、温度が下がったら脱水をします。
播種作業
種まきになります。苗箱に土を詰め種を播き病気になりにくくなる剤を入れ、元気になる為の液を入れ土をかぶせる作業になります。
令和4年産新潟の新米ができるまで~育苗編~
「苗半作」という言葉がある通り苗の出来が品質・収量を左右します。この時期は生産者様はホントに神経を使います。
育苗をサポート
アグリドクターとして生産者様のハウスを巡回します。兼業農家の場合、日中の作業が難しい為、急な気候の変化に対応できませんので弊社のスタッフが様子を見に行ったり、代わりにハウスの温度管理等を行います。
毎年の作業になりますが、毎回気候が違いますのでなかなか難しい作業になります。何十、何百のハウスを巡回していますので弊社スタッフは生産者より経験豊富です。
専門家を招いての勉強会
より強い稲苗にするために、今後の管理方法と様々な資材の取り入れ方を講義いただきました。 より品質の高いお米を収穫するために、生産者様と一緒に日々の勉強と実践に努めてまいります。
令和4年産新潟の新米ができるまで~田んぼの準備編~
元肥を播く
生育に必要な肥料を播いていきます。有機肥料を中心にほどこします。※写真の様に担いでまく人はだいぶ減りました。
畦塗(あぜぬり)
代搔き(しろかき)
水の中で土をかくはんして、コロイド状の泥とし田面を均平にする作業。土を砕いて軟らかくし、かつ田面を平らにして田植作業を容易にする。肥料堆肥などを土と混和して均一な土壌条件を作るのが目的。
令和4年産新潟の新米ができるまで~田植え編~
5月に入り田植えがスタートします。下越エリアはGW(連休)に植える方が多いです。品種も様々で新潟ではコシヒカリ・新之助・こしいぶき・つきあかり・みずほの輝きなどがあります。田植え機で植えますが上手く植えられないところは手で植えたり、浅植え・深植えなど生産者によってこだわりもあります。
機械のメンテナンス
稲作で使用する機材は高いです。何百、何千万円もするので手入れはホントに大切です。弊社では自社の田んぼも植えますが、高齢な生産者から作業委託として田植えも手伝います。苗作り・肥料播きもお手伝いしています。
令和4年産新潟の新米ができるまで~生育調査編~
弊社では毎週、生産者様と共に圃場巡回を行っています。生育状況を見て適切な処置をアドバイスしています。
アグリドクター
葉の色を見て栄養が足りているか見ています。他にも雑草が出てきていないか、病害虫が発生していないか等チェックします。
様々な肥料・農法を試し生育が良いか根からもチェックします。
つ令和4年産新潟の新米ができるまで~農作業編~
溝切り
溝切りとは、田んぼに溝を切り排水口に繋げておく作業。溝を切っておくと、スムースに排水が行えます。溝切りには、次のような目的・効果があります。
1.排水・中干しがスムーズに行えます。
2.土中の有害ガス(硫化水素、メタンガスなど)を抜くことができます。
3.旱魃(かんばつ)の場合は、逆に溝に水を溜めることで対応策となります。
溝切機です。バイクの様に操縦します。
新商品の実践
流し込みの肥料の新商品を実演。常に新しい農法にチャレンジしていきます。
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